DIALOG 06

課長×若手 座談会
コロナ禍がもたらしたもの

業務効率化 合理化
その過程で見えてきた
本当に大切なもの
MEMBER
  • 齋藤 雅剛
    食品第一部 飲料・酒類課
    1995年入社
    商経学部経済学科卒
    大学時代は体育会アメリカンフットボール部の活動に没頭。他の総合商社など複数の内定企業の中から兼松を選んだ理由は、親身に相談に乗ってくれた人事担当者の人柄に「温度」を感じたため。ジャカルタ駐在などを経て、現在はコーヒーおよび果汁・酒類カテゴリーのビジネスに、課長として包括的に従事している。
  • 安田 駿作
    食糧素材部 油糧・大豆加工品課
    2020年入社
    商学部卒
    大学の4年間は、甲子園常連校の球児が集う野球部の部員として泥にまみれた。憧れの念を抱いていた先輩方が、商社へ就職していく姿を見て総合商社に興味を持つ。中でも兼松は少数精鋭を掲げ、若手から活躍できる環境だと確信し入社を決意。主に海外から買付けた大豆を、国内へ販売するビジネスに携わっている。
  • 櫻井 かなえ
    人事部 人材開発課
    2021年入社
    都市計画・都市政策専攻修了
    大学では建築学を学びつつ、塾講師のアルバイトにも打ち込む。卒業後に渡英。大学院で都市計画に関する見識を深め、現地学生と留学生が混在する地域計画プロジェクトではリーダーを務めた。個人の発言や意志を許容し、挑戦を後押ししてくれる企業を探す過程で兼松と出会い、入社に至る。現在、採用担当業務に従事している。
CHAPTER 01

コロナ禍に対応することで格段に便利になった
そして、新たなリスクも顕在化してきた

櫻井
本日はお集まりいただきありがとうございます。
今回はコロナ禍を経て兼松に起こった「変化」と「今後」というテーマでお話ができればと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。早速ですが、働き方に関する変化はいかがでしょうか?
齋藤
在宅勤務やリモートワークが導入されたことで、慣れないことへの戸惑いもありましたが、遠く離れた海外のサプライヤーと気軽にウェブ会議ができたり、国内のお客様とも頻繁にリモート会議ができるなど、デジタルインフラが一気に整ったことによる恩恵は大きいと感じます。
櫻井
確かに、在宅勤務やフルフレックスなど、コロナ禍を受けての各種対策や制度導入は、早かったですよね。そして、社員の皆さんがそれらを上手に活用されている印象を受けます。
齋藤
この座談会の後も、スコットランド・タイ・ベトナムにいらっしゃるお取引先や仕事の関係者との打ち合わせが控えていますが、数年前までの常識では考えられなかったこと。情報共有や意思決定のスピードが格段に上がり、グローバルがより身近になりました。
安田
私の場合、入社式から新人研修まですべてがリモート。さらに配属後も在宅勤務が推奨されてきました。ようやく最近(2021年10月時点)、部門方針で原則出社となり外出や出張が増えてきたので、やっとイメージしていた商社像に近づいてきたというか、逆に新鮮なことや発見が多いです。リモートでは味わえなかった仕事の面白みを感じられています。
櫻井
そうですね。当社の在宅勤務規程はコロナの感染状況やその他やむを得ない事情がある場合に使用するものなので、コロナが落ち着くと出社を増やす部門も少しずつ増えていますね。お二人は在宅ワーク・リモートワークのメリットやデメリットについてどのように考えていらっしゃいますか? 私は、集中して仕事に臨めたり、通勤時間に当てていた時間を有効に使えたりとメリットを感じる一方で、気持ちや想いを「伝える」といった点にはデメリットを感じています。
齋藤
「伝える」って大切ですよね。商社はモノとモノ、技術と技術を結びつけた先に生まれる付加価値をビジネスにしている一面があります。そして、それを成すのは人と人の繋がり。一人では何も生み出せません。だからこそ、コロナ禍で直接的なコミュニケーションが減り、人間関係の希薄化が進むことに危機感を抱いています。
安田
その危機感とは具体的にどのようなものですか?
齋藤
既存のビジネスは、これまでに積み上げてきた人間関係や実績・信用の「貯金」があるので、今のところ致命的な影響は免れています。それでも、兼松の強みである「人」の魅力を直接発揮する機会が減ったことで、その「貯金」に依存しているというのが現状であり、危機感を感じるところです。
安田
私も先輩からいくつかビジネスを引き継ぎましたが、先輩方が築き上げた信用力や兼松のブランド力の高さのおかげでビジネスがスムーズに進んでいると感じることが多いです。このことがプレッシャーにもなり、ある意味仕事を引き継ぐのも大変だと感じます(笑)
一同
笑い
安田
ある引き継ぎ業務をリモートで行ったのですが、やはり対面のほうが前任者の想い、お客様の想いなどを直接感じることができるので、安心感が違います。何よりお客様との距離もつめやすいと感じます。
CHAPTER 02

非合理的な行動の先にしか生まれない価値もある
「人」の熱量を感じる仕事が醍醐味を大きくする

齋藤
問題は、新規ビジネスや新規顧客開拓の現場。こちらは深刻です。例えば、「海外から新たに輸入する食品のサプライヤーに直接会えない」「生産現場を実際に見ることができない」ということが起こったとします。これは、商材の品質管理やビジネスパートナーが信用に足るかを見極める観点から、好ましくありません。
安田
実際にお客様をはじめ、関係各所と直接やり取りをする機会が増えたことで、コミュニケーションの意義や重要性を肌で感じています。私たちのビジネスは信頼関係の上に成り立つものですから、重要な意思決定などの勘所では、ダイレクトコミュニケーションが大事であると強く思います。
櫻井
熱い想いや細かいニュアンスなどは間違いなく対面のほうが伝わりやすいですよね。オンライン化の利便性を享受しつつも商売の質を下げてはならない・・・このトレードオフのバランスを上手に取っていくための議論は、採用の現場にも当てはめることができます。「人が商材」とも言われる商社でありながら、「兼松の人の良さ」という強みを「直接」学生に伝える機会が限られているのが現状ですから・・・。歯がゆさを感じながら試行錯誤を繰り返しています。
齋藤
大事なのは対面とリモートの長所を理解し、上手に選りすぐっていくことでしょう。合理性ばかりを追求して、安易にリモートやオンラインを是とするのはリスクが大きい。一見、非合理的に見えることにも意味があって、その先にしか生まれない価値もたくさんあるんです。信頼関係の構築なんかはその代表例・・・古い人間と思われるかもしれませんが(笑)。
一同
笑い
櫻井
仰るとおりです。私は入社して以降、6割以上在宅勤務でしたが、当初の不安をよそに、業務を円滑に進められていると感じます。オンラインミーティングによって、削減できる時間やコストは貴重ですし、ペーパーレス化も進み、業務が効率化されていくのを体感できています。ただしその一方で、コロナ禍以前に入社された先輩方は上司・同僚・同期の間での絆というか一体感が、私たちの世代に比べて強いように感じます。「心の距離感」みたいなものは、リモートではなかなか縮まらないのかなと・・・。
齋藤
これまでの何気ないブレストや気軽な立ち話などにも、実は大きな意味があった・・・これはその機会をコロナ禍で失ってから強く感じます。便利になった分、社員との心の距離が広がってしまったのかなと。そしてそれはお客様に対しても言えること。商社のビジネスの根幹を成すのは人。だからこそ、社内外の人の想いを直に感じながらビジネスをしていきたい・・・それが兼松で働く醍醐味だし、その方が間違いなく楽しいんですよ。
安田
同感です。共に仕事に臨んでいく同士や仲間の存在が仕事のモチベーションとなり、自分のビジネスアイデアをブラッシュアップしてくれることも少なくありません。個人的には優秀な先輩方の所作や表情を近くで見て、ビジネススキルを吸収していきたいという思いが強いので、出社の機会が増えたことを嬉しく感じています。そういった「学習」「成長」という側面も加味する必要がありますよね。
齋藤
その通りです。若手を指導する立場としては、商談に同行したり、電話応対を間近で見ることが、結果として本人の現在の実力や課題に即した指導につながっていたと思います。また、「元気がない」「調子が優れない」といったところも、直に接することで感じ取れるし、アドバイスもできる。飲みの席での部下の無礼講なんかも、本音の相談の起点になったりするんです。そういう現場教育・現場把握・現場対応について加味せずにオンライン化を推し進めると、職場が殺伐としてしまう。
櫻井
そうした良し悪しを見極めて、メリットとなる部分を精査し、ハイブリットさせていくのが、今後の働き方や兼松の未来を考えていく上で大切ということですね。
齋藤
はい。コロナ禍を受けて半強制的に、働き方の試行錯誤が加速しました。そして、一定の経験を経た今、必要なのは建設的な議論。すべての人がパフォーマンスを発揮できるような「働き方」の実現は、理想ではありますが机上の空論の域を出ておらず、その実現は容易ではないでしょう。しかし、商社も兼松も時代の変化と共に進化してきました。そして、今も進化の途上にあります。変化を糧に「兼松にとっての正解」を模索していくのはむしろこれから。だからこそ議論が大事になっていくと思います。
櫻井
そうした議論を上司や先輩と交わす熱意を持ち、未来の兼松のあり方を共に考えていけるような、頼もしい人材に入社してもらいたいですね。本日はありがとうございました。
CHAPTER 03

変化が激しく不確実性の高い時代
だからこそ同じ気概を持った仲間と働きたい

櫻井
最後になりますが、応募者へのメッセージをお願いいたします。
安田
兼松の特徴は、優秀な先輩が多いこと。そして、若手でも責任のある仕事を任され、ビジネスの舵取りができること。これは、「自分が中心となって商売を創っていきたい」「そのために一日も早く成長できる環境に身を置きたい」と、入社前に描いていた自分の理想を叶える上で欠かせない要件でした。多くの社員が言う通り、兼松の仕事には裁量があります。自分の商売と呼べるビジネスにきっと出会えるはずです。就職活動は自分の過去を振り返り、そして、自分の未来をつくっていくための重要なものです。妥協せずに、納得のいくまで突き進んでほしいと思います。
齋藤
当社は先輩方が長い年月をかけて築き上げた兼松という信用力を武器に、製品の輸出入はもちろん、最終製品までつくるメーカー機能を有したりと、カメレオンの様に状況に応じてどんな形にもトランスフォームできる企業です。海外の有力なパートナー企業と日本のお客様を結びつけ双方の利益を最大化させるダイナミズムや、メーカーポジションで自身の思い描く商品を具現化するクリエイティブを感じられる環境は、あなたのキャリアを充実させ、豊かなものにしてくれるはずです。高いコミットを求められる厳しい側面もありますが「自身の力を大きなフィールドで試してみたい」という方にこそ、ぜひ飛び込んでいただきたい世界です。
櫻井
私が入社した約半年の間でも、未来に向けた変化を感じることができます。例えば、社内決裁手続きの完全デジタル化は、年間1万件にのぼることもある紙と捺印の回覧決裁のペーパーレス化を達成し、新聞等でも業務効率化やDXの話題として紹介されました。こうした変化・進化に前向きな姿勢とスピード感のある実行力は、兼松で働く魅力の一つです。変化が激しく不確実性が高い時代だからこそ、「自分が挑戦したいことがあれば年次に臆さず意見を言いたい」「自分でカタチにしたい」「個性を発揮して価値を創造したい」・・・そういった気概の持ち主と共に働けたら嬉しいです。皆さんのご応募を心よりお待ちしております。
DIALOG INDEX