DIALOG 01

人事総務部長×新人 座談会
キャリアを面白くするもの

兼松は、良くも悪くも自分次第。
主体性が豊かなキャリアを育む
MEMBER
  • 南部 隆
    人事総務部長 兼 秘書室長
    1988年入社
    機械工学科 卒
    入社後、国内向け自動車生産設備の営業を担当。1993年より中南米向け4輪・2輪・汎用機の輸出に携わる。その後、1996年のペルー駐在、1997年~1999年までアルゼンチンに駐在(所長)。1999年〜2005年は国内で主に海外向け建機輸出とODA案件に従事。その後、約3年のイラン駐在を経た後、自動車・輸送機関連部門の課長・部長を歴任。2015年から3年間、ポーランドの事業会社2社の社長として、計70名規模の社員を牽引した。2017年11月より現職。
  • 加藤 健太郎
    車両・車載部品第二部第二課
    2018年入社
    工学研究科通信工学科専攻 修了
    国内メーカーの自動車部品や自動車用アンテナの輸出業務や海外顧客からの問い合わせに応じて国内メーカーとの交渉などを担当。大学や大学院で学んだことを活かして新規ビジネス創出を目標に日々汗を流す。
  • 沼野 夏子
    ペット事業室
    2018年入社
    経済学部経済学科 卒
    ペット用フードやペット用品の商品開発および輸入業務、販売商品や問い合わせ対応などを担当。将来的に「私だからこそできた」と言えるような仕事を、兼松で成し遂げるのが目標。
  • 松原 俊介
    人事総務部 人材開発課
    2018年入社
    文学部 卒
    新卒採用や採用HP作成、採用広告など、入社1年目から採用業務に幅広く携わる。いずれは営業へ異動して、自分ならではのビジネスをつくりたいと願う。そのためにも、人事で培えるものをしっかりと身に付けたいと意気込む。
CHAPTER 01

兼松なら自分がビジネスの主人公になれる

松原
今日は、入社一年目の新人が抱くさまざまな質問に応えてもらおうと、大先輩の南部さんにご参加いただきました。忌憚のない話を通じて、兼松の社風や仕事の面白さに迫っていければと思っています。どうぞよろしくお願いします。
若手
よろしくお願いします。
南部
よろしく。何か固いな(笑)。気分をほぐすためにも、自己紹介を兼ねて、まずはみんなが商社を志望した理由から教えてもらっていいかな。
松原
ドイツに留学していた時に、働く場所として海外を強く意識するようになったことが大きいです。それと、これからは会社も人も、時代の流れに合わせて大きく変化していくことは間違いありません。AIやIoTなど新しい技術の登場や、日本を代表するような大企業であっても海外企業に買収されるという現実を目の当たりにして、変わらないものなどないな、と。そんな時代の変化に適応できる会社を考えた時、時代のニーズに応じて、ときには先回りして商売をつくっていける商社に魅力を感じました。
沼野
私も自ら商売を生み出していけるところに商社の魅力を感じました。とはいえ自分は文系だったので技術者としてモノをつくることはできません。でも、商社であれば商売をつくっていける。そこに惹かれました。
加藤
私は大学院で集積回路をいかにコンパクト化するかという研究をしていて・・・
松原
それだと、メーカーの技術職になる人が多いよね。どうして商社に?
加藤
一つのジャンルだけに関わるメーカーより、いろいろ挑戦できる商社のほうが単純に面白そうだったから。それに研究で学んだ進捗プロセスが多くのことに通じている・活かせると思えたことも、研究職とは別の道へ踏み出すきっかけになったと思う。答えの見えにくい問題に試行錯誤を重ねながら粘り強く挑んで成果を求めるのは、研究もビジネスも同じかなと。
南部
では、数ある商社の中から兼松を選んだ決め手は?
沼野
きっかけはインターンに参加したことです。会社や社員の雰囲気を感じることができて、直感的に自分に合いそうだと思えたからです。
加藤
人に惹かれたところが大きかったですね。OB訪問でお会いした方の話がとにかく面白くて。初見では温和な雰囲気の方だったのですが、仕事の話になると、とたんに熱っぽく語り出すんです。「なんでも聞いて」と仰っていたのに、ほとんどその方の仕事の話で終ってしまって(笑)。その時、思ったんです。こんなに楽しそうに仕事の話をする人がいる兼松ってすごいな。きっと面白い社会人人生を歩めると感じました。
松原
私が会った先輩社員2人も印象的で、会社のいいところだけでなく、未来に向けた会社の課題や改善すべきポイントについても、誠実に話してくれました。入社4年目でここまで会社のことを深く語れるのは、議論が活発で自分の意見を発信しやすい環境があるからだろうと思えたんです。さらに、学生の自分を議論の相手として見てくれている点も魅力的に映りました。
南部
みんな“人”なんだね。他の理由を挙げられる人はいる?
加藤
電子・デバイス部門や車両・航空部門に強みがある点に、先進的なビジネスに携われる期待感がありました。それに、自分の専攻してきた学術分野の知識を活かして、新たなビジネスを生み出したいと思えたのも大きかったですね。
松原
大企業すぎないところも、個人的には兼松の好きなところです。大きな会社の小さな歯車になるのではなく、社員一人ひとりの裁量が大きく、若手のうちから責任ある仕事も任せてもらえるということを先輩社員が同様に話されていたので・・・。兼松なら自分がビジネスの主人公でいられると思えました。
沼野
人や社会に必要とされるものを際限なく提供できる可能性が商社にはあると思います。その可能性に、若いうちから挑ませてくれる社風を、先輩社員の話で感じられたのが決め手ですね。
CHAPTER 02

どんなことがあってもやめようと思ったことはない

松原
そう言えば、南部さんも理系出身でしたよね。
南部
そう。だから就活も何も、教授推薦でメーカーへ就職することがほぼ既定路線だった。でも、本当に偶然なんだけど、兼松に入社した学校の先輩から連絡がきて話を聞いてみたら、どうやら面白そうだぞ、と。要はね、“モノ”相手より“人”を相手に仕事をしたほうが自分に合っている・・・そして、その方がいい人生になりそうだと確信じみて思えたわけだ。で、実際面白いんだから、人生ってわからないよね。
一同
笑い
加藤
初めての配属先はどちらだったのですか?
南部
名古屋支社の機電部に配属されてね。自動車の生産設備を取り扱う担当として、社名が入った営業車にヘルメットや作業靴を積んで、国内自動車メーカーを駆け回っていたよ。お客様・メーカーさんとのやり取りは楽しかったけど、5年くらい経った時、せっかく商社に入ったんだから海外とのビジネスも経験したいと思って、人事部宛に手紙を書いたんだ。当時はメキシコやロシア、インドネシアとの交換留学制度があって、行かせてほしいってね。
沼野
どんな返事がきたのですか?
南部
その手紙への返答はなかった(笑)。
一同
笑い
南部
でもその後、中南米向けの輸出業務担当っていう辞令がきたから、たぶん便宜を図ってくれたんだろうね。ただ、異動してみると「お前、スペイン語が話せるんだよな」って(笑)。交換留学を希望するくらいだから、人事部が「スペイン語が堪能な社員が異動してくる」と伝えていたみたいで。
松原
話せたんですか?
南部
全然だよ(笑)。当然、部署では「なんだよ・・・」みたいな空気が流れてね。それが当時は本当に悔しくてさ。見返すために自費で語学教室に通ったりして。でも、結局ビジネスで使えるレベルに達したのは、ペルーの首都リマに駐在してからだったかな。
松原
社内で聞いたことがあるのですが、その駐在中にペルーの日本大使公邸でテロ事件に遭われたんですよね。
南部
商社っていろんな国で、多岐にわたるビジネスを展開するよね。だから、本当に思いもよらないことが起こるんだよね。あの日は日本大使公邸で、ペルー政府の方々をはじめ日頃お世話になっている関係者を招いたレセプションパーティーが開かれていて、現地でビジネスを展開していた兼松も招待されていたんだ。そこに、突然武装したテロリストが乗り込んできて・・・お酒も入っていたし、平和ボケだけど最初は余興か?とも思ったけれど、現地の人に床に伏せろと言われて・・・今思い出してもゾッとするよ。
加藤
それから、どうなったんですか?
南部
女性と子供はすぐに解放されたけれど、他は人質になってね。公邸に備蓄してあった食料やパーティーの残り物を食べていたけど、事件当時は夏ですぐに腐ってしまって、お腹をこわす人もいたね。それで人質だった赤十字の方が中心となってテロリストと交渉して食事だけは外部から運んでもらえるようになったんだ。途中からは解放された日本人レストランのオーナーから弁当が差し入れられるようになってね。・・・そんな人質生活を12日間。
沼野
商社勤めが嫌になりませんでしたか?
南部
それはないね。現地で携わった自動車やODA(政府開発援助)関連のビジネスは、人や社会の役に立つという自負があった。それに、これまでペルーの他にもアルゼンチンやイラン、ポーランドなどにも駐在してきたけれど、各地でいい出会いにも恵まれた。兼松に入社を決めた直感は間違ってなかったと自信を持って言えるし、主体的にビジネスに取り組める兼松の環境はありがたかった。ちなみに、もう一度駐在に行くならどこを選ぶかと言われれば、ペルーを選ぶかな。
CHAPTER 03

与えられた場所で、まずはベストエフォートを目指してほしい

加藤
さまざまな国でビジネスをしてこられた経験を踏まえて、商売を生み出すコツを教えていただきたいのですが。
南部
難しい質問だね。ただ、そういったコツは画一的なものではないよね。君たちの優秀な先輩たち一人ひとりがきっと持っているから聞いてみるといい。私が心掛けているのは、ありふれたことだけど、「人とのつながりを大切にすること」。それは、相手の言葉に耳を傾け、要望に真摯に応えていく・・・決して特別なことではない。
松原
かなりお忙しいはずなのに、この座談会も快く引き受けてくれましたよね。
南部
まず意見を聞こうとするのは、兼松の社風じゃないかな。誘いを極力断らないのも同じ・・・飲み会とかね(笑)。お客様とお酒を飲んだり、ゴルフに行ったりした時に「こういう話があるんだけど」と、商売のネタを見せてくれる。こういった貴重な情報は、ネットには転がっていない。待っていても手に入らない。だから人のつながりが意味を持つ。何もないところから商売のネタを考え出せるのは、よほどの切れ者か天才くらいじゃないかな。
松原
そういったつながりによって生まれた商売のエピソードはありますか?
南部
南米でのビジネスが縮小して、事務所を閉鎖したことがあってね。でも、現地でお世話になったお客様とのつながりは切れずに、プライベートで連絡を取り合っていた。それから9年後に、そのお客様とのビジネスが復活したことがあった。さらに言うと、それはイランに駐在していた頃に出会った建機メーカーとのつながりによって生まれた新しいビジネス。
沼野
南部さんは、どのように自分流の営業スタイルをつくっていったのですか?
南部
う~ん、まず会社がいろいろな失敗をさせてくれたこと。そしてその経験を、成長の肥やしにしていくうちに、自然とつながりを意識するようになっていった。・・・つながりと言えば、これまで大抵好きなことを言わせてもらってきたし、無理矢理意見を押さえ込まれるような理不尽も無かった。つまり、社内のつながりにも恵まれていたと思うよ。だから、痛い思いもしたけどやってみたいことに挑戦できたし、それが仕事を面白くしてくれた。
加藤
挑戦と失敗が人を育てるということですね。
南部
そうだね。だって、上司に「ダメだ!」と言われて学ぶよりも、自分で挑戦・失敗して得た教訓のほうが、血肉になるでしょう。
松原
現在は人事総務部をマネジメントされる立場ですが、若手の育成については、どのように考えていらっしゃいますか?
南部
私は積極的放置型だね。それは自分で考えて、判断する力を培ってもらいたいし、Try and Errorが成長を促すと体験的に知っているから。ただ、少し矛盾するけど、部下にはできるだけ失敗で傷ついてほしくないっていう変な親心もある(笑)。だから、放置しきれていない部分もあるかもしれない。そこは課題だね(笑)。
松原
いえ(笑)。すでに採用関係の仕事をいろいろと任せていただいています。実際に人事総務部は、上下関係がフラットで、学びたいという気持ちに先輩たちも快く応えてくれます。若手である自分のプランやビジョンにも耳を傾けてくれるので、モチベーションも上がります。
沼野
それは私も強く感じています。「こんなに!」と思うほど色々な仕事を任せてくれるので、もっと成長しなければという焦りを感じるくらいです。さらに、先輩方は常に全力で仕事に臨んでいるので自ずと感化されます。ついて行きたいと思える先輩がいるのは嬉しいことです。
加藤
私の部署では、どうやって商売をつくっていくかといった議論も盛んです。今、日本メーカーの部品を海外へ輸出する新たなビジネスのため、さまざまな調査を行っているのですが、随所で先輩方の知恵を拝借しています。さらに自分の負担が大きくなりすぎないよう、影でしっかりと気配りしてくれているのも感じられます。
南部
三人とも、これから想像を超えるようないろいろなビジネスに出会って行くだろうけど、共通して大事なのはブレない気概を持つこと。特に若手のうちは部署も仕事内容も、自分の思い通りにならないことが多いと思うけれど、どのような環境であってもベストエフォートを求めて最大限努力してほしい。隣の芝生が青く見えたりする年頃かもしれないけど、幸福感は相対的に捉えると上も下もありすぎて、きりがない。「自分が面白くする」、「どんな環境でも楽しむ」という主体的な気概こそ、キャリアを豊かなものにしてくれると思います。兼松でのビジネスライフを思う存分楽しんでください。
若手
ありがとうございました
座談会を終えて
松原
多忙の中、快く時間を割いてくださった、南部さんに感謝。裁量や主体性が事業創造集団兼松の原動力になっているのだと再認識。この環境を享受し成長していきたい。
沼野
南部さんの「恐れずにTry and Errorを」という言葉が特に印象に残った。失敗を恐れずに挑戦を繰り返しながら、自分のスタイルを見つけていきたいと前向きになれた。
加藤
2時間の座談会だったが、盛り上がってあっという間だった。南部さんの話は説得力があり商社・兼松の可能性を感じることができた。
DIALOG INDEX