DIALOG 05

新人同期社員 座談会
若手の裁量と可能性

入社1年目で新規ビジネス開発に挑戦!
若手の裁量の大きさと自由度が魅力
MEMBER
  • 淺川 諒
    穀物部 原料課
    2022年入社
    法学部 卒
  • 塩澤 茜
    電子機器部 第一課
    2022年入社
    経済学部経済経営学科 卒
  • 曽根原 好起
    車両・航空部門車両・車載部品第一部
    2022年入社
    グローバルコミュニケーション学部 卒
  • 山本 英輝
    人事部 人材開発課
    2022年入社
    経済学部経済学科 卒
CHAPTER 01
どのような就職活動を行い、なぜ兼松への入社を決めたのか?
曽根原
商社に絞って就活していました。理由は、憧れです。スーツをスマートに着こなし外国語を駆使して世界で活躍するというイメージで、カッコイイじゃないですか。
淺川
私が商社を志望した理由も同じです。国内だけでなく世界も舞台に、規模の大きいビジネスに携われるという広がりも魅力でした。
曽根原
ただ、数ある商社のどこがいいのかとなると、ネットで調べた程度では違いが分かりません。そこで、総合商社を中心に、各社数名ずつ、全員で60~70人くらいに会って話を聞きながら社員の方の雰囲気を見ていきました。兼松の先輩方は、学生だった私と同じ目線で、こちらに寄り添うように話してくれて。入社後も同じような環境で一緒に働けると感じられたのが大きかったです。
淺川
私は、これから伸びていく会社だと感じたことが入社理由です。兼松は一度経営危機に陥った時期がありましたが、そこから立ち直り事業投資も行いながら成長していくのだという気概が感じられたんです。若手社員も新規ビジネスを立ち上げられると聞いたし、社員が一丸となって責任感をもって会社を大きくしていく姿勢がうかがえて楽しそうでした。
塩澤
私は小学5年生からバスケ一色のような生活を送っていたので、バスケ以外に興味のあるモノ、コトが本当にありませんでした。コロナで大学後半の2年間はバスケも中途半端になってしまい、モヤモヤしたものを抱えたまま就活を始めました。
淺川
志望業界や企業はどうやって決めたの?
塩澤
入社後、やりたいことを見つけるためにも、“やれることが限定されない”仕事、もしくは自分から何かを起こさなければいけない状況に立たされる仕事がいいな、と。そのほうが、モチベーションが下がっている自分でも仕事に取り組めるし、やりたいことを見つけてのめり込めるようになれると思ったから。
山本
それで、どうして兼松に?
塩澤
大学のとき、かなり厳しい店長の下、居酒屋でバイトをしていたの。お客様がお箸を落としたら、その音に気づいて「お箸をください」といわれる前に届けないさいとか。かなり怒られ鍛えられた。そのことを最終面接で話したら「なぜ辞めなかったのか」聞かれて。店長をギャフンといわせてから辞めようと思ったからだと答えたら「そういうパッションのある人を必要としている」と認めてくれたのがうれしくて。それと、総合商社の中では社員数700名くらいで人数も少ないほうでしょ。数千人規模の会社よりも声が届きやすいと思えたことも大きかった。山本は?
山本
大学やアルバイトの先輩から商社の話を詳しく聞いていて、仕事の様子がリアルに思い描けたのが一つ。就活当初は金融やコンサル業界なども志望していたけど、あくまでもサポーターとしての色が非常に強かった。商社であれば、プレイヤーとして、またサプライヤーや取引先のサポーターとして働くこともできるからキャリアプランに幅を持てそうだなと。年次が上がれば価値観も変わると思うので、そのときどきの価値観に合わせた働き方の選択肢を持てる商社は魅力的だった。兼松に決めたのは、若手の裁量が圧倒的に大きいから。これをやりたいという熱意と根拠さえあれば、何でもできると当時の人事が話していて、社員訪問でもそう感じられたからです。
CHAPTER 02
淺川さんも若手が活躍できる会社だと話していました。それは社風ですか。
淺川
1年目ですが、ミニマム・アクセス米(MA米※)のサプライヤーの開拓・選定、契約条件の精査から契約、農林水産省が実施している入札への参加、落札できた場合のデリバリーまですべてを一貫して担当しています。輸入するお米の産地はタイやアメリカ、中国、オーストラリアが中心で、産地によって入札に参加する商社は変わりますが、全部で10社ほどを相手に競争しています。
塩澤
すべて任されているということは、入札価格も決めているの?
淺川
最終的には上司の確認をもらうけれど、サプライヤーからの仕入れ値や船の輸送費、為替などを考慮しながら、いかにコストを抑えるかは自分で考えているよ。入札は2週間に1回実施されていているので、試行錯誤する毎日だね。
山本
私は通常採用とダイバーシティ採用を担当し、かなり自由に任せてもらっています。例えば、2022年度はインターンシップの内容を大幅にリニューアルしました。以前のものは兼松というよりも商社の仕事にフォーカスしたものでしたが、兼松の若手がどのような業務を担当しているかをリアルに追求し、“兼松の良さ”を知ってもらう内容になっています。
曽根原
参加した学生の反応は?
山本
純粋に楽しかったという声は嬉しかった。他社では学生を誘導するような内容のものが多いが、兼松のインターンシップは自分で何かをつくり上げるなど、ビジネスを体感している感覚があるそうで、「今後のキャリアを考える上で、自分が何をすればいいか分かりました」といった声も。でも、これで満足するのではなく、今後も兼松の良さを伝えるために新しい取り組みに挑戦していくつもりです。
塩澤
私はアメリカ企業が開発・製造しているプリンターの国内販売代理店の開拓や販売サポートを担当していて、最近はDtoCマーケティングも任せてもらっています。そのプリンターは非常に商品力が高く、そこを的確に訴求できれば、かなりの確率で取り扱ってもらえるので、いかに良さを伝えるかという点では山本と共通するところがあるかも。曽根原は、どんな仕事を担当しているの?
曽根原
私は国内のバイク部品メーカーの製品を海外のOEMメーカーへ販売するビジネスを担当している。ただ、EV化が進むと不要になる部品なので、サプライヤーのコア技術をバイク以外へ転用できないかをサプライヤーと一緒に模索したり、バイク以外の新規ビジネスを探ったりしているところ。
塩澤
新規ビジネス開発って、何をしているの?
曽根原
これからのビジネスなので詳しくは説明できないけれど、グループ会社と協業して、繊維系のリサイクル事業を立ち上げようとしている。リサイクルに欠かせないコア技術を保有している企業にヒアリングして事業内容を構築して、部内プレゼンをしているところ。
塩澤
入社1年目で新規ビジネスを立ち上げられたらすごいね。
CHAPTER 03
なぜ兼松では、若手が活躍できるのだと思いますか?
淺川
兼松が好きな人が多く、良くしていこうという気持ちが強い。だから、そのためになる意見であれば、年齢関係なく耳を傾ける風土があるからだと思います。
曽根原
実際、1年目の自分に新規ビジネス開発のチャンスを与えてくれています。
山本
先輩や上司との距離の近さも兼松の特徴の一つだと思います。先日も、仲良くしていただいている先輩が、「採用という仕事柄、何かお願いすることもあるだろうから」と他部署の方との食事の場に連れていってくれたことがありました。先輩の方からつながりをつくろうとしてくれるので、気が付くと社内のネットワークが広がっています。採用の業務は周りの方の協力が欠かせないので、本当にありがたいです。
曽根原
尊敬できる先輩がいるのもモチベーションを上げてくれます。私の場合は、ある先輩の方が理想とする商社マンそのものです。配属初日に「相手目線が大切」と教えてくれた方で。
塩澤
相手目線って?
曽根原
例えば、定時までに自分の業務は終わっていたとしても、15分残業することで明日、この業務の後工程を担当する方の業務が楽になり早く終わって結果的に売り上げに貢献できるなら15分の残業は価値ある残業だという考え方をするとか。その方は、この“相手目線”を極限まで体現していて、私の目標です。その方は7年目なのですが、「5年目で俺を超えないといけない」と。憧れの人からこういってもらえるとやる気出ますよ。
淺川
熱いね。
CHAPTER 04
最後に、皆さんの目標を教えてください。
淺川
MA米事業では落札量で業界ナンバーワンになり、関係各所に自分の名前を知ってもらうことです。長期的には、自分で考えたアイデアを新規ビジネスとして成立させたい。
塩澤
まずは目の前のことをコツコツとやって力を付けながらバスケと同じくらい気持ちを注げる“やりたいこと”を見つけます。今担当しているプリンターだけでなく、今後担当するかもしれない商材とプロバスケなどのスポーツビジネスを掛け合わせた新事業を生み出したいとも思っています。
山本
採用業務においては、純粋に兼松を好きになって入社してくれる学生を増やしたいです。そのためにも、入社後でないと分からないことをできる限り入社前に伝える方法を探っていきたいと思っています。もう一つは、同期や先輩と仲が良いこともあり、お世話になっている方々のためにも採用という側面からサポートしたいと考えています。
曽根原
短期的には先輩を超える商社マンになることです。2点目は、仕事でうれし泣きしたい。そのためには、つらいこともたくさん経験しないといけないし、面倒臭いこともたくさんしていく必要がある。それを一つひとつ日々頑張った先に経験できることだと思うので、逃げずにやり切っていきたいです。
※MA米 日本が海外から最低限輸入しなければならない米のこと。
DIALOG INDEX
*広域職は、2024年よりプロフェショナルと名称が変更されました。
*エリア特定職は、2024年よりアドミスタッフと名称および職域が変更されました。