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DE&I座談会(女性座談会)

Naoko Goto
後藤 奈央子
内部監査部 | 2003年 | 文学部 英文学科

ワインを飲むことや海外旅行が趣味。これまで出張も含め40カ国以上に足を運んでいる。休日は監査資格の勉強をしたり、運動不足解消のためマシンピラティスに通ったりしている。

Momoko Miyauchi
宮内 桃子
企画部 経営企画室 | 2008年入社 | 政治経済学部 政治学科

二度の産休を経験した二児の母。休日は子どもを習い事に連れて行ったり、公園やスーパー巡りをしたりと育児を楽しんでいる。子育ての合間に、YouTubeでヨガをしたり、podcastを聴いたりするのが楽しみの一つ。

Kisaki Ogima
荻間 妃
プラント・船舶部 産機・プラント課 | 2019年入社 | 国際学部 国際ビジネス学科

車に愛犬を乗せてドライブするのが趣味。散歩も兼ねて河川敷や公園に行くなど愛犬と過ごす時間を楽しんでいる。また、最近は仕事後や休日にパーソナルジムに通い、筋トレに励むなど、ワークライフバランスを充実させている。

01.DE&Iの現状

時代の変化に合わせて
社員の意識や働き方にも変化が生まれた

最初に、DE&Iの観点から制度や環境面での兼松の変化を教えてください。

※DE&I:Diversity Equity & Inclusion(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の略称。従来のD&Iである性別、年齢、障がい、国籍、価値観や働き方などの多様性を認め合い、それぞれの長所を活かすことに、「エクイティ(公正性)」が加わったもの。
後藤

この数年で環境や制度は大きく変わり、ダイバーシティの推進による多様化が進んだ印象です。例えば制度面では以前は結婚やパートナーの転勤で退職する女性社員が多かったですが、最近では配偶者の転勤に伴う退職については再雇用制度が設けられています。

宮内

時代の変化に伴い、女性社員も働きやすい環境になりましたよね。私は実際に出産と育児を経験しましたが、フルフレックスタイム制度や在宅勤務制度に本当に助けられています。これまでは全休か半休しか取れず、子供の送り迎えや保護者面談などの調整が大変でしたが、今は中抜けや早退ができるので柔軟に予定を組むことができています。

後藤

以前と比べて、女性社員の意識も変わりましたよね。自分のキャリアやワークライフバランスについて、働き続けることを前提に考える女性が増えたと感じます。例えば、出産を控えた女性社員やその周囲も、基本的に産休・育休を経て復職する前提で話をしているケースがほとんどのように感じます。

宮内

仕事の仕方にも多様性が表れていますよね。2022年のオフィス移転を機に、会議室だけでなく『CAFE THE Perch』でコーヒーを飲みながら仕事をしたり、グループ会社共用会議室を併設した『KG Club』で議論を交わしながら仕事を進めたりと、個々人が働きやすい環境を選べるようになったことに加え、社員間の交流も以前より生まれるようになりました。また、服装の自由化が認められるなど常識にとらわれずに変化していく姿勢があるからこそ、日々新しい発見があります。

荻間

もともと兼松は個性を受け入れる風土があるので、時代の変化を受け、その魅力がより良い方向に向かっていますね。女性の管理職も増え、海外にルーツがある社員や職掌転換した社員も、一人ひとりが自分らしく平等に働ける環境だと思います。実務的な面でも、仕事上途上国に行くことが多くありますが、女性だからといって制限がかかるといったこともないです。性別や国籍といった属性にとらわれず、自分の意志を持てるところが兼松の良さだと思います。

後藤

入社してくる若手を見ていても、自分の考えや信念をしっかりと持っている子が多くなった印象があります。女性プロフェッショナル社員や外国籍の社員が年々増えており、良い意味で会社の雰囲気は変わりましたが、優しくて温かい雰囲気はそのままです。荻間さんは米国大学出身でしたよね?

荻間

はい。今では外国籍社員、海外の大学出身の新入社員が毎年入社しているので、多様な価値観を持つ社員がいることが当たり前になってきた印象です。

宮内

私はそうした社内の多様化やグローバル化を受け、外国籍の後輩と話す際に日本人基準で会話をしないように意識するようになりました。外国籍の社員と話す中で、自分にとっての当たり前が他国の人にとっての当たり前ではないと反省した瞬間があり、コミュニケーションを見直す良い機会になりました。

後藤

入社5年目までの若手社員を海外に数ヶ月間研修に出す若手海外実習制度もありますよね。研修を経て能力面や精神面で成長している社員が多く、本人のモチベーション向上にも繋がっていると感じます。

02.DE&Iの課題

これからは、働きやすさだけでは不十分
働きがいを高めることがさらなる成長の鍵になる

今後兼松がより働きやすい会社になるためにどんなことが必要でしょうか。

後藤

DE&Iの考え方も大事ですが、既存社員にもしっかりと目を向けることが重要だと考えています。時代の流れもあり、女性社員や外国籍の社員に焦点が当たることの多い昨今ですが、これまで会社を支えてきた社員がいたからこそ現在の働きやすい環境が実現できていると思います。そのため、既存社員のES(従業員満足度)を高める施策を充実させていくことも会社のさらなる成長につながると思います。

宮内

私はもっとキャリアが多様化しても良いのではと考えています。現在はプレイヤーとして一定の年数を歩んだ後はマネジメント側に回る流れが一般的ですが、兼松には色々な専門性を持った社員がいるので、若手のうちから培った専門的な知識や唯一無二の経験を活かせるようなキャリアの道筋がもっとあっても良いと思います。

荻間

キャリアも多様性の時代ですね。私自身もコーポレート部門から営業部に異動を経験していますし、後藤さん、宮内さんも大きくキャリアが変わるような異動経験をお持ちですよね。他部署で培ったスキルが新しい部署ではイノベーションを生み出すこともありますし、何よりそれぞれのライフスタイルやビジョンに合わせた選択肢があると社員も自分の想いを実現しやすくなり、結果的に会社の成長にもつながりますよね。

宮内

働きやすさは十分に進歩しているので、先ほど後藤さんが仰ったように働きがいを高めていく必要がありますね。会社のミッションやビジョンを一度見直して、どんな社会的意義があってどんな目標に向かっているのか、何のためにこの会社で働いているのかなどを各社員が考える時間をつくり、兼松で働くやりがいを感じられる仕組みをつくれたら良いと思います。

荻間

働きがいを高めていくには社員一人ひとりの意識を高い水準で維持していくことも必要だと思います。在宅勤務やフルフレックスタイム制度などの自由な働き方ができる会社だからこそ、自律性が求められます。自律性のある社員は成長する一方で、そうでない社員は成長が止まってしまう恐れもあるのではと思っています。

後藤

たしかに働きやすい反面、個人でのモチベーション維持が求められますよね。仮に、社員一人ひとりが現状に甘んじるようになれば、会社の成長も止まってしまいますし、優秀な人材は成長できる環境を求めて別の会社に行ってしまう可能性もありますからね。社員一人ひとりが常に向上心を持って行動することで、お互いに高め合い続けられる組織でありたいですね。

荻間

人材の配置についても改善の余地があると思っています。事業が幅広い分、部署によって業務量に差があると感じることがあります。そのため、部署ごとに適正な人数を把握・精査して、全社員が公平に働ける環境をつくることも今後重要になると考えています。

03.応募者へのメッセージ

社員の志を応援する風土があるから
目の前の仕事に全力で向き合える

最後に応募者へのメッセージをお願いします。

後藤

兼松へ興味を持っていただけたら嬉しく思いますが、多くの会社が門戸を開き情報を開示しているのは新卒採用のメリットなので、たくさん調べて、自分に最適な場所を見つけてほしいと思います。これから長い時間を過ごす会社を悔いなく選択してほしいです。

宮内

自己分析を通じて自分と向き合い続けるのはとても大変なプロセスですが、人生においてとても価値のある期間だと思います。ぜひ楽しみながらさまざまな企業に触れてみてください。

荻間

兼松は制度面でも働きやすい環境が整っており、上司や先輩社員も温かく優しい方ばかりです。自分を律しつつ、新規事業を開拓したいという強い意志がある方にとっては、夢を実現できるチャンスがある会社だと思います。

宮内

「商社=男性社会」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、兼松に入社してから女性だからという理由で不平等を感じたことは一度もありません。また、子育ての面では制度の充実だけでなく、周囲の理解やサポートもある会社だと思います。自分のライフスタイルが変わっても働き続けられたこの会社には感謝しかありません。

後藤

兼松では、働き方で悩んでいる社員に耳を傾けてくれる風土がありますよね。そこには、頑張っている社員を応援したいという会社の想いが込められているのだと思います。宮内さんがライフステージの変化の中でも働き続けられているのは、宮内さんのそれまでの働きを見て、周囲の社員が「支えたい」、「ずっと会社にいてほしい」と思っているからだと思います。

宮内

ありがとうございます。頑張ったことをしっかりと認めてくれて、理解してくれる会社だからさらに頑張ろうと思えますし、自分らしくいることができます。これから入社する方々にも頑張れる時に頑張ってほしいと思います。私もキャリアについて悩んでいる社員がいたら、全力でサポートしたいです。

荻間

仕事が楽しくなるかどうかは自分次第ですよね。想いをカタチにできる兼松で、今後も新規プロジェクトにに果敢に挑戦していきたいです。本日はお二人からみた兼松を知ることができ、嬉しかったです。ありがとうございました!

※所属は取材当時のものです。

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