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兼松の働き方について

兼松の働き方について兼松ではどんな働き方ができるのか?
そしてどのような人材の育成を目指しているのか?
人事部長にインタビューを行いました。

Hideki
Murakami
村上 英貴
人事部長 | 2013年キャリア入社 |
ビジネス科学研究科 経営システム科学専攻

米国駐在時から好きになったワインを妻と嗜むのが楽しみの一つ。また、歳を重ねるごとに趣味が増えており、生け花、乗馬(年に数える程度)なども新たにチャレンジしている。読書は生活の一部となっており、ビジネス系・古典・話題作などジャンルを問わずに年間70-80冊ほど手に取っている。

人材についての考えを聞かせてください

創業時より連綿と受け継がれる“わが国日本のため、世界や社会のために尽くす”といった創業主意を原点としながら、積極的な事業創造の取り組みを通して、お客様・取引先様・協力会社様に愛され選ばれる「兼松パーソン」を採用・研修・育成することに重きを置いています。そのため人事制度設計はもちろんのこと、人材の育成に社員が働く環境も大切にしています。社員一人ひとりがお互いを尊重し合い、個々人の能力が活かされ、さらに団結できるような組織環境の構築にも努めています。そんな人材育成のコアとなる「人的資本基本方針」の取りまとめや、各種ステートメントやポリシー(*)の明文化も、積極的に推し進めています。

*兼松の人的資本に関する取り組みはこちら

働き方に関する具体的な取り組みはいかがですか?

米国での4年間の勤務を終えて2019年に帰国し、人事部に戻ってきたのですが、その頃はちょうど働き方改革関連の法改正が順次施行されていたタイミングでした。海外で触れたさまざまな働き方のあり方を思い起こしながら、コアタイム無しのフルフレックスタイムを導入するなど、より社員が柔軟な働き方ができる制度の導入に力を注いできました。

また、コロナ禍では、社員の健康と命を最優先とする方針を早々に打ち出し、柔軟な勤務体系や給与保証など、一般論や世論を超えて兼松の人事部として社員に寄り添うことを第一に考えました。行き届かなかった部分もあったかと思いますが、多くの社員から感謝や労いの言葉をいただけたのは嬉しかったですね。

兼松ではどんな働き方ができるのでしょうか?

私たちは、継続的にオフィス環境や業務フローを見直し、時間や場所に捉われずに業務を遂行できる環境を整えてきました。例えば、2022年のオフィス移転を経て、部門の垣根を超えた全社的なABWが実施され、社員一人ひとりの働き方の自由度や選択肢が増えたのは、その例の一つです。ありがたいことに、新たなオフィスは数々の賞を受賞し、メディアなどでも取り上げていただき、多くの企業の担当者が視察に訪れるなど、注目を集めるオフィスとなっています。しかしながら、改善の余地はまだまだあります。今後も、制度・オフィス環境の双方から、より良い働き方を提供できるよう、さまざまな取り組みを加速させていきたいと考えています。

社内制度について

課題に感じていることはありますか?

大手の社員口コミサイトの企業ランキングで、当社はプラチナ企業の上位に位置づけられました。人事担当して非常に嬉しい限りなのですが、懸念を抱いていることもあります。それは「働きやすさ」と「働きがい」は似て非なるものであり、双方の向上に務めなくてはならないとうことです。前者については、さまざまな施策の実施を経て、改善の余地は残しつつも確実に「働きやすい環境」になっていっていると言えます。対して後者は、以前より社員に実施してきたエンゲージメントサーベイの結果を見ると、働きやすさほど伸びていない実感があります。

もちろん、働きがいは人によってその判断基準や価値基準は異なります。しかしながら、一人でも多くの社員に働きがいをもって、兼松で働いてほしいと思います。そんな会社にするために、社員の声に耳を傾けながら、試行錯誤しています。具体的な取り組みの一つとして、各社員のチャレンジや実績が、これまで以上に適切に評価される制度…簡潔にいうと、頑張ったことがしっかりと公平に報われる企業づくりのため、新たな人事評価制度を2024年に導入したところです。

また、SDGsの根底には「Leave No One Behind(誰ひとり取り残さない)」の考え方があります。そうした考え方も大切にしながら、一人ひとりに寄り添った会社づくりを目指していきたいと考えています。

応募者へのメッセージをお願いいたします

お客様・取引先の皆様とともに世界に新しい価値を生み出し、信頼できる仲間とともに必要な方にその価値を届けていく…そんな兼松のビジネスプロセスは一筋縄ではいかず、大変なことも多いですが、日々の生活にfulfillmentを感じることができるでしょう。さらに、仕事に主体的に取り組むことが多いため、お客様や協力会社など、仕事をともにする方々から直接ご評価いただける機会が多いのもまた兼松の特徴です。そうした環境だからこそ、仕事に挑む価値をさまざまな局面で見出せるのではないかと思います。

最後になりますが、会社選びの基準に「何をやりたいか」を据えている方は多いと思います。そこに、「どう歩めるか」といった基準も加えてみてください。兼松は、本人が進みたい道を歩めるよう、個々人の志を後押ししてくれる人が集まっています。そして若手の頃から主体的な仕事に臨めるはずです。社会人のキャリアは長いです。「どのようにキャリアを歩んでいくか?」に重きを置き、真剣に考えている人こそ、ぜひ一度、兼松のオフィスにお越しいただき、社員との対話を通じて、その空気を感じてみてください。

※所属は取材当時のものです。

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