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キャリア紹介(Case 3|アドミスタッフ)

Ayumi
Funase
船瀬 安由美
リスクマネジメント部 第一課
2003年入社
文学部 史学科

小学生の男の子、保育園に通う女の子を持つ2児の母。子供の送り迎えや習い事、PTA役員活動などに追われ、平日は電動自転車が欠かせない。唯一の息抜きはヨガ(インストラクターの資格を取得)。毎朝早朝にヨガを行ってから出社しており、会社の部活動でもヨガレッスンを行っている。

リスク管理部

周囲のサポートもあり苦手意識を克服
業務理解とともに面白さを感じるように

入社後、取引先の決算書を一勘定ずつ基幹システムに入力していく業務からキャリアをスタート。簿記が苦手だったため、当初は借方と貸方の数字が合わないことが少なくなく、とにかく苦労した記憶がある。ただ、OJTの先輩社員がサポートしてくれたり、決算書の読み方のコツなどを教えてくれたりする中で、徐々に業務に慣れていった。また、簿記2級などの資格を取得することで、苦手意識も薄れていった。
リスク管理部主たるミッションは、取引上のリスクを洗い出し、リスクとリターンのバランスを図ることだった。事業環境や業界の取引先の経営状況などを精査し、取引の可否判断を行っていく。兼松は世界各国のさまざまな業容の企業と多岐にわたるビジネスを行っている。財務諸表を読めるようになると、企業の経営状況が見えてくるのが面白くなり、この業務が得意分野になったと彼女は述懐する。「苦手なことでも、面白さを見つけられれば前向きに取り組めるんだと実感しました」

審査法務部

過去の失敗に学び
未来での成長の糧とする

ビジネスには成功もあれば、当然失敗もある。兼松の歴史を遡ると、残念ながら失敗となってしまったビジネスがいくつもある。審査法務部は、過去に損失を出した案件について考察・分析も行った。同じ轍を踏まないよう歴史に学び、未来の糧にしていくのだ。「わかり易い例だと、過去に専門外の商品を取り扱う案件がありました。専門外取引は、業界固有の事情や商品の特性といった知見もなく、その点だけみてもリスクが大きいです。」
さらに、その取引先は倒産し、兼松は損失を出すことになった。現在では考えられないと彼女は振り返るが、昭和・平成・令和と、こうした事例も経てガバナンスが強化され現在に至ったとも言えそうだ。そして、過去の失敗で得た教訓を風化させずに未来へ紡いでいく…そういった意義を持つ仕事であると言葉を重ねた。

審査部*2016年に第一子出産、2018年に第二子出産 それぞれ産休育休を取得

出産育児休暇を経て
業務効率化のための新たな試みへ

2016年と2018年に出産育児休暇を取得。第一子の育児から復職する一ヶ月前に部課長面談(こどもを連れて)があり、復職後の業務や時短勤務についてなど親身に相談に乗ってもらった。「育休とは別の話ですが、夫の海外駐在が決まったときも、一年間の休職扱いで海外同行した後に復職しないか?と、制度化されていないアプローチで会社を辞めないでいられる方法を一緒に模索してくれる…そんな懐の大きな会社でした」今はしっかりとした復職制度も整備されており、働き方により柔軟性が生まれている。
第二子出産からの復職後は、通常業務と並行して定型業務のRPA化を推進する業務に従事。社内の意見を集め、外部ベンダーと要件を詰めながらRPAの導入にこぎ着け、これまで数人で手入力して半日近く掛かっていた作業を自動化し、業務効率を大幅に向上させることができた。業務の枠を超えて様々な分野に携わることで、キャリアに対する新たな興味とやりがいを感じるようになった。

リスクマネジメント部

関係各所との接点が増え
兼松という会社がより好きになった

現在、取引先に関する調書の取り寄せや情報の管理、財務諸表の入力、顧客情報管理、リスク計量や与信ポートフォリオの作成など、幅広い業務を担当している。また、定型業務の効率化を目指して、RPAなどのデジタルツールの開発にも引き続き取り組んでいる。
営業部や関係会社との接点が多いため、兼松の業務を俯瞰的に知ることができ、さまざまな業界の動向やビジネスモデルを理解できる点に面白みを感じている。そして、会社の持つ可能性やビジネスの多様性を再確認するにつれて、より兼松という会社が好きになった。「今のビジネストレンドを知ることも楽しみの一つです。また、私たちの仕事で扱う取引先の情報はビジネスの意思決定に大きな影響を与えることがあるため、責任感を感じると同時に、大きなやりがいになっています」

今後兼松でチャレンジしたいこと

拡大する事業投資案件に潜む
あらゆるリスクを未然に防いでいく

兼松は今、事業投資を拡大している。特に商習慣や文化の異なる海外案件は、所在国の事情や事業リスクをしっかりマネジメントしていくことが求められる。彼女は「自分の仕事は、直接利益を生み出すものではない」というが、想定しうる損失を未然に防ぎ、最小化することで、結果的に会社の利益に貢献していくという、極めて責任の大きな仕事に従事している。これからもリスクミニマイズに役立つ分析能力を磨き、生成AIやデジタルツールなどの新たなツールを積極的に取り入れ、限られた人数で効率的に業務を進めながら、営業部をしっかり支援していくというのが彼女のビジョンだ。「長年勤めているからこそ、会社がどんどん働くやすくなり、年々良い会社になっていることがわかります。この流れは続いていくと思います」そう語る彼女は、これからも兼松でのキャリアを積んでいきたいと考えている。

※所属は取材当時のものです。

PEOPLE