*広域職は、2024年よりプロフェショナルと名称が変更されました。
MEMBER 01
広域

職能(企画・開発・投資)

HANAE TERUI
照井 華恵
企画部開発・投資イノベーション室 兼 経営企画室
2013年入社
法学部 卒
何事も「任される責任」を自覚する
OUTLINE
OUTLINE
照井は、開発・投資イノベーション室に所属し、社内の全部門から上がってくる投資案件のサポートや新規事業の立ち上げを実行。また、食糧部門の部門業績やグループ会社の管理、報告も担当している。「どちらも俯瞰的に物事をとらえ、正しく理解し分析することが求められる業務です。兼松の将来像を描ける仕事に面白みを感じながらも、いつも苦戦。そんな中、優しい先輩たちに教えを請いながら業務にあたっています」
EPISODE

買収案件を通じて得た、
企画の仕事の本質。

2017年、企画部 開発・投資イノベーション室へ異動後の照井の初仕事。それは、ある営業担当者から持ち込まれた「パートナー会社と兼松がタッグを組んで、海外企業を買収する」というクロスボーダー案件だった。

最初に実行したのは、売り手側から提出された事業計画の見直しだ。「その事業計画を兼松としてはどう見るのか?本当はここが伸びるのではないか、ここは伸びないのではないか?・・・つぶさに内容を検討し、兼松の見立てで事業計画をリバイス。その後、兼松が見込むシナジーを洗い出し、営業部と話し合いながら数字に落とし込み、買収額を算出し、買収スキームを構築しました」

しかし、照井たち企画部の仕事はここからが勝負だ。「パートナー会社に買収のメリットが明確に伝わる形にするのが最も重要なミッション。そのプレゼン資料作りが一番の山場でした」
そんな中、「プロ意識を持ってやれ」という数多くのM&Aを経験してきた先輩の言葉が、照井を鼓舞した。「数字一つはもちろん、色一つ、図の表し方一つにもこだわり、どうすれば買収の道筋や買収後の姿を明確に打ち出せるかを考え抜きました」

苦心して作成したプレゼン資料を、営業部に見せた時の反応は忘れられないと照井は振り返る。「わかりやすくまとまっていていいね、と。本当にさらっとした一言だったんですけど、胸にぐっときました」

プレゼンは成功裏に終わり、パートナー会社と方向性を共有できた。ところが、その後、パートナー会社の意向が変わり、残念ながら買収案件は立ち消えとなった。しかし、照井がこの案件を通して得たものは大きかった。「一つは、小さな数字のミスで、数十億の価格が変わる等、自分の仕事が全体に影響する責任。もう一つは、プレゼン資料作り一つにも企画部が携わる意味を込めるプロ意識。ほんの入門編ですが、企画部の仕事が何たるかをつかむことができました」

SHIBAURA TOKYO
Q&A
兼松で働く魅力
多くの責任ある仕事を任せてもらえること。時に任されすぎているのではないかと思うこともあるくらいです。例えば、投資案件に関わる経営判断をするための材料として、自分の意見を持ち、なぜそうなのかを明確に説明することが求められます。あまりに重い責任に不安になることもある一方で、ワクワク感も大きいです。
今後実現したいこと
大規模事業投資を実現したいです。企画部へ異動早々、兼松の投資余力を調べてレポートにまとめたことで、実現可能な規模感をある程度イメージできました。具体的な投資検討には様々な条件をクリアしなければなりませんが、「できるのならやるべきだ!やりたい!」と強く思うようになりました。投資担当らしく、事業投資で会社の収益に貢献することができればと思っています。
あなたにとって商売とは?
今は企画部に居るので、商売=仕事と置き換えると、自己実現の一つだと思います。私にとっては、「何をしたいか」というよりも、「どうありたいか」という問いに対する答えを考え体現する手段になっているのかなという気がします。例えば、大規模事業投資はやりたいことの一つではありますが、そのやり方のほうがずっと大事だとも思っています。
仕事の失敗談
細かい失敗を繰り返し、反省する日々です。例えば、メール1本でも、思った通りに自分の意思を伝えられなかったり、「もっとこう書くべきだったのでは」「あの会議ではこの点を確認しておくべきだったのでは」などなど、後悔は尽きません。自分の能力のなさに慣れてしまうことなく、反省と改善を繰り返していきたいと思います。
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